聴こえたままに、歌っている
遅ればせながら、斉藤和義「202020」がわが家の子どもたちに好評です。
もちろん私には大好評です。
毎日車で聴いてます。
好きな音楽の好きなところを書くというのは、こう、書けば書くほど何か足りないような気がしてきて、もう、聴いてください、としか言えなくなってきますね。
で、その中に「万事休す」という曲があるのですが。
ーーもう終わりだ
ってフレーズのあと
ーー万事休す
と続きます。かっこいい曲です。
長男がけっこう気に入ったみたいで、ある日の夕方、また絶叫気味に歌っていました。
(この曲を気に入るとは、なかなか見どころのあるヤツだな)
などと思いながらぼんやり見ていたのですが、よくよく聴いていると長男、
「もう終わりだーー!」
って、気持ちよさそうに叫んで、
ここでためて、ためにためて……
「バッチグーっす!」
って言ってるんですね。
私と目が合うと、ビッって親指立てて。
………絶句。
「もう終わり」ときて、「バッチグー」もってきちゃえるんだな…と思いましたね。
そこ「バッチグー」にしちゃったら破綻だよ、とはじめはそう思ったのですが、子どもって、こんなにも「意味」上に生きてないのか、などと考え始めると、じわじわおもしろいことでした。
ちなみに、一応聞いてみましたが、「万事休す」という言葉は、やはり長男の辞書にはまだ載ってなかったです。
一応説明してみましたが、ちゃんと収録されたかは不明です。