「ウネリウネラ」更新情報
「ウネリウネラ」更新しています。
福島のコロナウイルス関連情報です。
読んで何か感じていただけたら、また、福島にお知り合いがいる方は、シェアしていただけたらうれしいです。
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「元新聞記者」らしいことをほとんど発信していなかったので、この記事に寄せて少しお話したいと思います。
昨年、牧内は「過労死: その仕事、命より大切ですか」「「れいわ現象」の正体 (ポプラ新書)」という本を立て続けに出版しました。
れいわの件に関しては、その後社内で記事が掲載されにくくなる、ということも起こり、その時のことも本の中で触れています。
かろうじてデジタルにだけ載せられた記事が、サイト内で深く深く潜ったり(誰がどうやってああいうふうに潜らせられるのか興味ありますが)。
直近だと新しい記事なのに「牧内昇平」とサイト内検索しなければ出てこないような扱いになっていたことなど、ままあります。
たとえばこれ
自爆営業で自殺、労災 埼玉の郵便局員に認定:朝日新聞デジタル
とか、多少独自性のある記事でしたが、デジタル上では「見えない」といっても過言ではない(検索しなければみつからない)ような仕様になっていました。
そのうち、今春福島へ異動になりました。
福島は牧内の初任地でもあり、報じるべきことが多い土地。
都市の環境に疲れていたこともあり、異動すること自体は、本人も家族も前向きにとらえていました。
少なからぬ方々から「不当人事だったのでは」といったご心配をいただきましたが、さほど影響力のある者ではありませんので、ご心配には及びません。
担当するエリアが少し変わるだけで、やる仕事は変わりませんので。
福島に移る以上は、福島に住む人びとに対し誠実な報道を心がけたい。
さらにこのコロナ禍においては一層、福島の人たちにできるだけ正確で有用な情報を伝えていきたいと考えています。
それが、地方版を受け持つ記者の使命ではないでしょうか。
おもしろおかしい、「全国的に」めずらしい系の話を「本紙いける」とかいってつくって本紙(全国版)に送ることを最優先し、地方版には毒にも薬にもならないような記事を並べる。
これは、地方版読者に対し不誠実だと思います。
牧内は、着任後から福島県内(特に福島市)のコロナウイルス問題について取材し、厚めの原稿をそれなりにたくさん書いています。
でもそれらが、載らない。載らない原稿がどんどんたまっていく。
刻一刻と状況が変化するコロナの問題にあって、掲載されないまま放置された記事は、ゴミ同然です。
たまに紙面に載っても、今度はデジタルには載せてもらえなかったりするので、それは自サイト「ウネリウネラ」で拾っています。
紙面の写真を撮って自サイトで再掲載するなど、虚しくもなるのですが…。
とにかく、福島に住む人たちに十分情報が提供されていないという問題意識で、取材・執筆しています。
子どもたちに、父の仕事として紙面を見せてあげたいものなのですが、なかなか記事が掲載されないため、一時会見動画を見せることにしました。便利な時代ですね。
子どもたちはけっこううれしかったらしく
「いっぱい聞いてるね」
「声に特徴あるね」
と楽しんでいました。
けれどほどなくして、福島市は会見の動画をアップするのをやめてしまったようです。どうしてでしょう。
「れいわ現象の正体」の書籍出版を機に、牧内が冷遇されるようになったのではないかとのご心配を多くいただきました。それは一理あるかもしれませんが、この本に関しては、社内ではほぼ黙殺されているので、それが影響しているのかも定かではありません。
ただひとつ、確かに言えることは、同書籍出版のずっと前から牧内は、妻である私(竹田麻衣)が同社勤務(取材)中に受けた性被害について、自ら代理人となって、会社と交渉を続けていました。
そのあまりに粗末な会社の対応の記録はすべて残っているのですが、会社から都度私自身が侵害される内容の回答が返ってくることで、私の健康状態が急激に悪化し、最終的には、会社のメールが怖くて開けないという状態にまで陥ってしまいました。
本当に情けない気持ちのまま、心身の健康状態悪化が原因で、会社との交渉継続が困難となり、私は会社を辞めました。
私の話は後に書くとして、牧内とはそういう人間です。
自社の人事部に乗り込み、部長を出させて、対応の否を認めるようしつこく迫るような、そういう人です。
はなから査定とか人事みたいなものは気にしていないのです。
そういうわけで、「ウネリウネラ」サイトには今後も新聞に載らなかった記事や記事に書ききれなかったことなどを書いていくつもりです。
人事的なことは心配なさらず、お読みいただけたら遠慮なくご意見、シェアよろしくお願いします。