ウネラのブログ

元新聞記者ウネラの日記

【お知らせ】過労死をなくすために

 ウネラです。

 

 11月(一部地域12月)に全国各地で「過労死等防止対策推進シンポジウム」(厚労省主催)が開かれます。そのうち、北海道福島埼玉山梨の4会場で、パートナーのウネリこと牧内昇平がお話する機会をいただきました。

 

 ウネリ自身がかつては、いつ過労死してもおかしくないような働き方をしていました。働き過ぎによって誰かが命を落とすような悲劇をどうにかしてなくしたいという思いで、今も取材を続けています。会ではパワハラの問題などもお話する予定です。

 

 多くの方々に参加していただきたく、以下本人のメッセージを掲載し、ご案内いたします。

 

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 過労死の取材をはじめて9年になります。もともとは、私自身が「働きすぎ」で家族につらい思いをさせてしまったことがきっかけでした。そして取材を通じ、過労死が「誰の身にも起こる問題だ」という実感を得ていきました。

 

 シンポジウムでは、取材を通して知った「過労死」の実態や、過労死を「自分事」ととらえた私自身がどのように働き方、暮らし方を変えていったかを話したいと思います。「ハラスメント」の問題も、現代の職場では「働きすぎ」と同じくらい深刻です。このことについても話します。

 

 ――過労死・ハラスメントは誰にとっても「自分事」。そのことを一人でも多くの人に知ってもらうため、シンポジウムには労務に関わる人たちだけではなく、どうか幅広い層の方々に来てもらいたいと思っています。身近に仕事で疲れている家族がいるという方や、学生のみなさんや子どもたちにも、この問題のことをお伝えしたいのです。

 

 そのために私から一つ、お約束します。それは、「難しい話は一切しません」ということです。わかりにくい法律や統計の話はしません。子どもたちがわかる言葉でしゃべります。それが「専門家」ではなく、「記者」としてこの問題にかかわる私の役割だと思っています。

 

 シンポジウムには毎年、大切な家族を過労により失った遺族の方々が、痛切な声を寄せてくださっています。その声を、できるだけ多くの人たちに聞いてもらいたいと思っています。

 

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 各会場の日程と講演内容、チラシなど詳細は以下の公式HPからご覧ください。

過労死等防止対策推進シンポジウム

 インターネット、FAXでお申し込みできます。

 

 ひとりでも多くの方に、過労死を身近な問題としてとらえていただきたいと願っています。

 

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『過労死-その仕事、命より大切ですか』