本を出したはいいものの
先日の地震からまだちゃんと立ち直れていないウネラです。
気持ちが追いついてこない感じ。
そうは言っても、焦らずひたひたと日常を送るほかないのですが。
わが家はものが少なく、荷ほどきしていないダンボールもいまだあるような状態なのがかえって良かったのか、片づけにもほとんど時間を要さない程度で済みました。家族にもけがもなく、停電や断水などもありませんでした。
でも明るくなって出歩くと、あちこちブロックが崩れており、実はわがマンションも1階部分のタイルが剥がれていたりしています。
その後の余震の不気味さは、予想をはるかに超えるものでした。余震をこんなふうに怖いと感じるのは、正直言ってはじめてです。あらためて、3・11のことを皮膚感覚では何も捉えられていなかったんだな、と思います。そういうふうに思ってしまうのもまた、苦しい。言語化の難しいざらざらした気持ちです。
原発というものの存在を、いやがおうでも考えてしまう。吐き気がするような思いで。
しばらくは余震に気をつけろと言われても、いつまでどう気をつければいいのか。昨日はチビたちを休ませて様子を見ていたけれど、今日は登校、登園させている。100%後悔しない判断なんてないのだとわかってはいても、「これでいいのか」という考えがいつも頭から離れません。
そんな中でも、本の注文はいただきます。
ありがたいと思いながら、注文対応のあとにはほろほろ崩れてしまいそうになったり、自分の頼りなさに情けなくなります。
でも、こういう情けない一日一日も、よろよろ生きていくしかないですね。
書き始めのときは、こんな心情を吐露するつもりはなかったのです。すみません。
タイトルにある通り「本を出したはいいものの」という内容のことを書く予定でした。
『らくがき』という本を出すには出したんですが、流通面でいろいろ不具合あり、ときどき苦戦しています。
そのこと自体にはさほど悩んではいないのですが、お求めいただくお客様に不都合があってはならないということと、快く私どもの売れない(だろう)本を置いてくださっている書店様をご紹介したいということで、以下のような記事を書きました。
ご一読いただけたら幸いです。