ウネラのブログ

元新聞記者ウネラの日記

ブログで書きたいこと②俳句のこと

先日、写真を整理していたら、昨年の誕生日の写真が出てきました。

そこに、夫が私にくれた誕生日プレゼントもおさめられていました。


かわいいお財布。お気に入りです。

と、


俳句関連書籍。

これには本当に、感激しましたね。
めずらしくサプライズだったし。

敬愛する飯田龍太氏の随筆集と、ネット投句でご指導いただいている長谷川櫂氏の句集2冊。

飯田龍太『龍太語る』(山梨日日新聞社
長谷川櫂句集『九月』(青磁社)
長谷川櫂句集『沖縄』(青磁社)

2年ほど前から日常的に俳句を作るようになりました。直接的なきっかけは忘れてしまったのですが……

記者時代に『ウタハイ(歌壇・俳壇)』を担当したことがありました。
かいつまんで言うと、読者からの投稿作品を選者へ送り、選者から返ってきた選評原稿を編集する仕事です。

それまで短歌や俳句にはまったくの不案内だったのですが、ごく自然に、短詩型の魅力にはまっていきました。
乳飲み子を抱えなかなか長いものを読んだりできない時期だったことも、関係するかもしれません。

とはいえすぐ歌や句を作りはじめたわけではなく、長く鑑賞専門でした。

そんなある日、夕方泣きやまない長男を抱えて途方に暮れていたとき、ふと次のような短歌ができました。


子を膝にのせて産着をたたむ朝しゃぼんの香り肌に懐かし


なんとなく気に入って、誰かに見てもらいたいと思ったんですね。ただし、自社紙面に投稿するのはあまりに節操がないので、購読していた他紙(読売新聞)に投稿してみました(なにやってんだか)

そしたらなんとなんと〜

栗木京子氏の選で入選し、2012年4月2日付の読売新聞に、上記の歌が掲載されたのです。

もう、飛び上がりましたよね、正直。

ただしこれはいわゆるビギナーズラック的なものだったのか、以後は箸にも棒にも。元来飽きっぽい性格もあり、歌作はすっかりやめてしまいました。

それから5年ほどか経ち、今度は俳句への関心が盛り上がってきてしまいました。
とにかく飯田龍太にはまり、古本から何から、龍太に関するものを読み漁りました。ファンですね、完全なる。

龍太のようなスケールの大きい句はいっこうに詠めないものの、独学で句作をはじめました。

すぐ、やってみたくなるんですね。

すると今度は『お〜いお茶新俳句大賞』というのにひっかかりました。

ふきのとうまたおちょぼ口とがらせて

佳作特別賞ということで、この句が印字されたお茶24本いただきました。内気なのであまり人に配ったりできず、今も大量に残っています。
期限切れです。

そういうわけで、俳句をかれこれ2年ばかし、自分なりには一生懸命やっているので、そんなことも書いていきたいと思います。