ウネラのブログ

元新聞記者ウネラの日記

哲学

私たちは「生まれてこないほうが良かったのか?」

パートナーの牧内昇平が哲学者の森岡正博さんにインタビューした記事が、昨日ビジネスインサイダージャパンに掲載されました。 森岡さんの表現はとてもクリアーです。深い内容を、非常にわかりやすく話してくださっています。 よければぜひ読んでいただけた…

生まれてこないほうが良かったのか?

タイトルそのままですが、森岡正博さんの新刊『生まれてこない方が良かったのか?―生命の哲学へ』(筑摩選書)について書きました。 uneriunera.com どうにもまとまらず(これでも3日間くらいかかっています涙)、ウネリには「やっぱり書くのやめようかな」…

コオロギ

この夏のある夜の子どもとのやり取りを、ウネリが書いています。 今伝えたいことも込めています。 読んでいただけたらうれしいです。 uneriunera.com 誰の心も侵されてはならないと、強く思っています。

心配なこと

ウネラです。 身近な生活のなかには、小さな光を感じる出来事もたくさんあり、本当はもっと書きたいことが溜まっているのですが、こればかりは早いうちに書かねばなるまいと思って、書きました。 菅首相によるいわゆる「日本学術会議」新会員任命拒否問題で…

映画「はちどり」について(下)

予定通り、本日中に無事後半部分をアップできました。良かった。今回は自分の内面を語ることになったので、負荷はありましたが、どうにかこうにかかたちにできて良かったです。uneriunera.com(上)を読んでいただいた方から反響もいただいて、とても励まさ…

映画『はちどり』について

1カ月以上前に観た映画『はちどり』(キム・ボラ監督)について、「ウネリウネラ」で書きました。 uneriunera.com 「ウネリウネラ」はいまだ不完全なサイトなんですが、トップページの「ブログ」というメニューから入ってもらうとわかるように、一応記事を…

「ウネリウネラ」としての執筆 週刊女性PRIMEに記事掲載いただきました

先日こちらでも「誹謗中傷」と「批判」というタイトルで書いた「ウネリウネラ」の記事をご紹介しました。 対談形式でだいぶ長いものだったのですが、それを編集、加筆した記事を「ウネリウネラ」として、週刊女性PRIMEに掲載していただきました。 掲載記事は…

田んぼの田の字からブルーインパルスまで

久しぶりに書きます。 先日、小3長男と近所を散歩していたときのことです。 長男「最近思うんだけどさあ……」 大人びてきた長男が、深刻そうな顔をして話しかけてきました。 何か相談事かと思い、私も一瞬心の準備をしました。 長男「思うんだけど……田んぼっ…

「誹謗中傷」と「批判」

牧内昇平氏とのブログ「ウネリウネラ」更新しています。 今回は「私は【誹謗中傷】をしてはいないか」 というタイトルで、 【誹謗中傷】は絶対に許さないが、【批判】というものは絶対に必要である というようなことを話し合いました。 uneriunera.com 対話…

コロナに負けそう②「いしゃ」と「いしや」

休校中の小学3年になった長男。学校から出された学習プリント群に対して、 なんというか、「心底面倒だ」「やりたくないんだ」という態度を、惜しみなく出してきます。私も親、いわゆる保護者ではありますが、それ以前に一人間として今の状況に滅入っている…

【連載か?】コロナに負けそう

偏屈だと言われるのを承知で 言いますけれども。 あちこちで「コロナに負けるな」といったメッセージのような、標語のようなものが散見されるようになりました。 国を挙げた(←こういう表現にも違和感があるのですが)イベントや(←今だと五輪です、はい)危…

春の夜に

前回の記事で少し触れましたが、私が長年抱えている問題に、性暴力被害のことがあります。 現在でも「乗り越えた」というには程遠いのですが、自分の身に起こったことを少しずつ書き出す試みをしています。 書けそうなところから、少しずつ書き継いでいく形…

「頭の体操を」という話〜気をつけるのは誰?〜

ウネリウネラのほうで書いたお話です。かなりライトに書いているので、よければ読んでください。uneriunera.com こちらでも少しずつ書いていきたいのですが、私が抱えている問題のひとつに「性暴力被害」があります。それが、新聞記者として取材中、取材相手…

東日本大震災から9年

昨日「3.11政府追悼式 首相の式辞はこれでいいのか?」 (下)をアップしました。 (上)同様に長いのですが、あまり省かずに残したいという気持ちで書きました。 被災された人びとの喪失感を想像し続けることだけは、忘れたくないと思います。 uneriune…

長田弘「詩ふたつ」

誠実な追悼の言葉がほしい。 真心をこめて、死者を悼みたい。 そんなことを考えていて、また長田弘の詩を読み返しています。 長田弘「詩ふたつ」の一部を紹介します。 「花を持って、会いにゆく」 どこにもいない? 違うと、なくなった人は言う どこにもいな…

Master Misery, Capote

こういうときなので、言いたいことがあふれかえりそうな、どこまでも沈黙していたいような、どっちつかずの気持ちでいます。 寝返りばかりうっているうち、朝が来てしまうような。 政府からの要請なるものが下りてくる少し前から、子どもたちは登校、登園を…

鉛筆の件/続・文房具による抵抗

先日、長男の授業参観、保護者懇談会がありました。 「一年間で心に残ったこと」をテーマに書いた作文を発表する授業だったのですが、一人ひとり取り上げることも、表現のしかたもさまざまで、とても素敵でした。 子どもはいいものです。 その後の懇談会は、…

嘘のような本当の話

自分の考えていることや感じていることを、100%言い表すことというのは難しいと思います。たぶん不可能なんだろうと思います。 それでも、自分の心の中に限りなく近い、「ふさわしい言葉」を選んでいく努力というのは、とても大切なことだと考えています…

廊下は歩き直さない【子どもの問いシリーズ】

先日、下の二人の子を保育園に迎えに行く車の中でのことです。 同乗した長男がふいに(いつも本当に唐突)問いかけてきました。 長男:「廊下を走るなっていうのはわかるんだけどさ」私:「まあ、危ないからね」長男:「走ったら、走ったところまで戻って『…

文房具による抵抗

子どもが小学校に入ってから、学校における規則の多さ、その細かさに大変驚く日々です。自分の子ども時代もこうだったかな、と都度考えてみるようにしているのですが、どうしても「こんなにうるさかったかな」と思ってしまいます。とはいえ小学校に入りたて…

「ぬりえ・クエスト」と友だちのこと

今日は体調がすぐれないので、下の2人の子と私は家でまったり過ごすことに。ちなみに長男は屋内にいると極端にストレスが溜まっていく感じの人なので、夫が外に連れ出しております。なんとなく、久しぶりに塗り絵がしたくなり、チビたちに提案すると、快諾…

ブログで書きたいこと③子どもの「問い」

ちょっと真面目な話なんですが 今月のはじめ、勝浦へ家族旅行に行った帰りの車中でのことです。小学二年の長男がふいに「産んだら必ずその子どもを愛せるの?」とたずねてきました。 前後に少しでも関連する話をしていたわけではなく、にぎやかで明るい雰囲…