原発事故「生業訴訟」
映画「はちどり」について(下)
予定通り、本日中に無事後半部分をアップできました。良かった。
今回は自分の内面を語ることになったので、負荷はありましたが、どうにかこうにかかたちにできて良かったです。
(上)を読んでいただいた方から反響もいただいて、とても励まされました。
読者の方々からのご感想やシェアは、今の私たち(ウネリウネラ)にとって大きな喜びとなっています。
「はちどり」、本当に素晴らしい作品なので、ぜひご覧になってみてください。
良い映画との出会いでした。
お読みいただき、ありがとうございます。
映画『はちどり』について
1カ月以上前に観た映画『はちどり』(キム・ボラ監督)について、「ウネリウネラ」で書きました。
「ウネリウネラ」はいまだ不完全なサイトなんですが、トップページの「ブログ」というメニューから入ってもらうとわかるように、一応記事を何個かのカテゴリに分けたりしているんです。
で、その中の「中身のある/ない雑談」は、個人的にとても気に入ってる企画です。
私は、自分のことを自分で書いたり話したりするのは、大変なことだと思っています。
「自分の物語」を誰かに伝えることは、その内容がたとえ楽しいことや良いことばかりであっても、疲れるというか、エネルギーが要ることだと思います。
「語りたい」「語らなければならない」ことがあるのははっきりと自覚している。でも、それを当事者である自分が一手に引き受けてしまう自信がない。
ここでいう「自信がない」というのは、時として自分の生き死ににもかかわるということです。けして大げさに言っているとは思いません。
対談というのは、そういう負担を補ってもらえるひとつのかたちだと思います。
ぜひ明日の(下)も合わせて読んでいただけたら、うれしいです。
ご意見はお気軽に(このブログコメント欄からでも、「ウネリウネラ」サイトからでも)、シェアも歓迎です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
ずいぶん間があいてしまいました
ちょっと新しいことに挑戦し始めていて、ブログの更新が滞っていました。
少しずつでもブログのほうの出力も続けていこうということで、取り急ぎ、先ほどの子ども(小3)との会話を記録してみたいと思います。
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わが家の一番上の子は、相撲好きです。
昨日は「お母さん、なんで子どもって相撲好きが少ないのかな。友だちに聞いてみるんだけど、相撲ぜんぜん観ないっていうんだよ」
と言うので、
お母さんも別にそんなに好きじゃないけど…。お母さんも子どものころ、年寄り衆がテレビで相撲つけてるの不服だったけど…相撲好きな子は君以外にもたくさんいるはずだよ。などなど思いつつ
「みんないろいろなんじゃない。いいんじゃない、あんたが好きなら好きで」
と答えておきました。これが昨日。
で、ここからが今日、先ほどです。
正代と貴景勝の取り組みをソファで見守る子。じっと手を握りしめ
「ああ、ドキドキする~……はあ~うあ~」
とか言っているので、ほほえましくて思わず
「そんなに緊張するの?」
と何気なく尋ねたところ、急に真顔で
「え?お母さんそういうこと全然ない?見てて自分が緊張するってことないの?」
と聞き返されてしまいました。
はっとしてして思い返してみました。あったよ。相撲じゃないけど、昔はよくあった気がする、そういうこと。
しばらく考えてみて、今もたまにあるよ、と思いました。
君たちを見ている時にね。
ウネリウネラも細々更新しています。
よければのぞいてみてください。
読んでいただきありがとうございます。
昔つくった絵本①「たむたむ」
大学2年生のころに小さい絵本を2冊作りました。
もう絶版で、出版社もなくなっているのですが……
過去の苦しい体験などを「ウネリウネラ」にて書いたところ、想像以上の反響がありました。ずっと連絡の途絶えていた学生時代の友人も、思わぬところからその記事を目にしてくれたようで、心温まるメールをくれました。
その友人について語るには、到底紙幅が足りませんが、芯が強く、とても繊細で、それでいて人には大らかに接することのできる、本当に魅力的な人です。私にとってかけがえのない存在ですが、お互いにさまざまな出来事があり、いつしか連絡先もわからなくなってしまっていました。
友人がくれたメールには「今もものを書き続けてくれていて嬉しかった」とあり、私はその言葉に、本当に支えられました。やはり何かを書くということを諦めなくてよかった。私よりはるかに筆力も識見もある友人の言葉に、励まされました。
メールには、学生時代に作った私の絵本を、彼女が今も本棚に飾ってくれていることも、書いてありました。
そんなことがあり、久しぶりにそれらの絵本を開いてみたりしていました。
今は便利な時代で、このようなものが作れたので、よろしければご笑覧ください。そのうち2作目の「けたけた」も同じようにアップしてみたいと思います。
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アーノルド・ローベル『ぼくのおじさん』
こんにちは。今日は児童書のお話です。
『がまくんとかえるくん』シリーズが有名なアーノルド・ローベルですが、ほかにも『ふくろうくん』や『きりぎりすくん』など、素敵な作品をたくさん残しています。
うちでは(うちだけではないか)子どもたちも、大人たちも、アーノルド・ローベルの物語世界がとても好きです。
今回はパートナーのウネリが、『ぼくのおじさん』という作品と自身の子ども時代の思い出とクロスさせた随筆のような文章を書いています。よければお読みください。
『ぼくのおじさん』
ウネリが朝日新聞をやめた
タイトル通りの投稿です。
6月30日付でパートナーのウネリこと牧内昇平が朝日新聞社を退社しました。
退社理由等にも触れた本人のご挨拶を「ウネリウネラ」に掲載しています。
会社と交渉している期間は、私たち家族にとって苦しい時期でした。
ウネリ自身でなく、私ウネラの被害の問題が原因となっているため、「この決断で良かったのだろうか]」という考えは、今も頭をもたげています。
いくらウネリが「自分からそうしたいと思って決めたことだ」と話してくれても、私自身として完全に「これで良かった」と腑に落ちるには至りません。
今後、そういう日が来るのかどうか。
問題を通じ、「組織」と「個人」のあり方について、ひたすら考える日々でした。
私は朝日新聞社を含め、マスメディアの存在意義を重視しています。現状、国内のメディアが問題を多く含んでいることは否めませんが、その存在自体を無用のものとして貶めるような言説には、まったく反対です。
当然のことですが、社内に働く人たちを個々人としてみれば、問題意識も高く、人として尊敬できる方々がたくさんいます。そうした方々への敬意は変わりません。
ただ、「個人」に対する視点に寄っていくと、組織としての問題点を追及しづらくなる。どこの世界も同じですよね。
ですから、こちらとしては、被害を受けたというのは私という紛れもない個人(社組織の構成員でもある)だけれども、交渉する相手は朝日新聞という「組織」だということを強く意識して交渉に臨んでいました。
そうは言っても、簡単ではありませんでした。
特に私は(ウネリにもたしなめられましたが)ウェットなので、組織にも「人間性」を求めようとしてしまうし。一方会社も、「組織」であるにもかかわらず、中途半端な「嫌悪感」のような人間的感情を隠さないわけです。
疲弊しました。
最終的な社の結論は、メールに添付されたA4用紙1枚で終わり。それも箇条書きの責任者名すら入っていない粗末なもので、こちらが申し入れている事項に応えているとは到底言えない内容です。
詳しくは今後書けると時に書いていきます。
例えば、労災のこととかもですね。
それはウネリのほぼ専門分野ですから、もちろん労基署にも行っています。申請していないのは私の事情(遺伝性が疑われる疾患に関わることから)です。
交渉の内容というか、その姿勢次第では、仮に会社としての結論が同じであろうと、少なくともウネリさんまでが退社には至らないという道も、確実にあったと思います。
つい感傷的になってしまいました。
お読みいただき、ありがとうございました。