ウネラのブログ

元新聞記者ウネラの日記

俳句のこと

久しぶりに俳句のことです。

といっても、私の自作の俳句のことで……恐縮です。

 

ブログを書き始めてから、「こんなこと、私が書く意味あるのかなあ」とか、「誰も興味がないのでは」などと、都度くよくよ悩んでいるのですが、

 

ウネリウネラのメンバーでもある夫は

 

「いいんだよ、好きなこと書いて。俺たち影響力ないんだから。どんどん好きなこと言っていこうぜ」

 

と笑っています。そういう家族の大らかさに励まされつつ、やっております。

 

というわけで、自作の俳句についても恥ずかしげもなく書いていこうと思います。

 

  冬帽子かぶせ次々野放しに

 

今月号の角川の「俳句」、令和俳壇で、朝妻力さんが推薦、小林貴子さんが佳作にとってくださいました。

 

解説するまでもない、まんまの句です。こういう生活を送っています。「かぶせ」は「言い過ぎ」、説明的だったか、もっと違う表現のしかたがあったかなと思います。

 

朝妻さんが選評をつけてくださいました。以下引用します。

作者は保育士さんでありましょうか。公園などに到着し子どもたちを遊ばせる一景。子たちは思い切り駆け回ります。〈次々野放しに〉という把握が生き生きと響く作品です。

保育士さんには程遠い、余裕のない母親なのですが、大変うれしかったです。

 

俳句 2020年3月号 [雑誌] 雑誌『俳句』

 

調子にのってもう少し。

 

  竹馬や出逢ふ前まで好きな人

 

  初晴や芝生の丘に飽きもせず

 

この二句は、今年に入ってからの句です。

いずれも、家族と外でのんびり過ごしているときに詠んでいます。

 

年末、大きく体調を崩し、年明けは外に出られるという日常が、どれほど尊いことか、しみじみ感じていました。

 

それからしばらくして、今こういう不安な状況ですが、そういった中で、ぽつぽつと続けている句作が、自分の支えになっているところもあります。

 

俳句って、いいものですね。