俳句のこと
久しぶりに俳句のことです。
といっても、私の自作の俳句のことで……恐縮です。
ブログを書き始めてから、「こんなこと、私が書く意味あるのかなあ」とか、「誰も興味がないのでは」などと、都度くよくよ悩んでいるのですが、
ウネリウネラのメンバーでもある夫は
「いいんだよ、好きなこと書いて。俺たち影響力ないんだから。どんどん好きなこと言っていこうぜ」
と笑っています。そういう家族の大らかさに励まされつつ、やっております。
というわけで、自作の俳句についても恥ずかしげもなく書いていこうと思います。
冬帽子かぶせ次々野放しに
今月号の角川の「俳句」、令和俳壇で、朝妻力さんが推薦、小林貴子さんが佳作にとってくださいました。
解説するまでもない、まんまの句です。こういう生活を送っています。「かぶせ」は「言い過ぎ」、説明的だったか、もっと違う表現のしかたがあったかなと思います。
朝妻さんが選評をつけてくださいました。以下引用します。
作者は保育士さんでありましょうか。公園などに到着し子どもたちを遊ばせる一景。子たちは思い切り駆け回ります。〈次々野放しに〉という把握が生き生きと響く作品です。
保育士さんには程遠い、余裕のない母親なのですが、大変うれしかったです。
調子にのってもう少し。
竹馬や出逢ふ前まで好きな人
初晴や芝生の丘に飽きもせず
この二句は、今年に入ってからの句です。
いずれも、家族と外でのんびり過ごしているときに詠んでいます。
年末、大きく体調を崩し、年明けは外に出られるという日常が、どれほど尊いことか、しみじみ感じていました。
それからしばらくして、今こういう不安な状況ですが、そういった中で、ぽつぽつと続けている句作が、自分の支えになっているところもあります。
俳句って、いいものですね。