ウネラのブログ

元新聞記者ウネラの日記

「賠償エリア」広げる判決内容/「生業訴訟」仙台高裁

連投になってしまいましたが、詳報です。 仙台高裁は、福島県内でも新潟に近い内陸部の「会津地域」、また、宮城県内、栃木県内の地域でも、原告の一部(子どもと妊婦のみ)に対して慰謝料として数万円を支払うべきだと認定しました。 uneriunera.com

「生業訴訟」判決 東電と国に「法的責任」(仙台高裁)

【ウネリウネラ】にて書いています。 一審の福島地裁判決に引き続き、原発事故について東電と国の「法的責任」が認められました。高裁レベルで国の責任について判断が下されるのは今回が初めてです。 uneriunera.com

原発事故「生業訴訟」

おはようございます。 ウネラです。 パートナーのウネリは今日これからある裁判の取材に出かけていきます。 「生業を返せ、地域を返せ! 福島原発訴訟」(生業訴訟) です。仙台高裁で判決が言い渡されます。 事故の損害賠償をめぐる集団訴訟は全国約30カ…

映画「はちどり」について(下)

予定通り、本日中に無事後半部分をアップできました。良かった。今回は自分の内面を語ることになったので、負荷はありましたが、どうにかこうにかかたちにできて良かったです。uneriunera.com(上)を読んでいただいた方から反響もいただいて、とても励まさ…

映画『はちどり』について

1カ月以上前に観た映画『はちどり』(キム・ボラ監督)について、「ウネリウネラ」で書きました。 uneriunera.com 「ウネリウネラ」はいまだ不完全なサイトなんですが、トップページの「ブログ」というメニューから入ってもらうとわかるように、一応記事を…

ずいぶん間があいてしまいました

ちょっと新しいことに挑戦し始めていて、ブログの更新が滞っていました。 少しずつでもブログのほうの出力も続けていこうということで、取り急ぎ、先ほどの子ども(小3)との会話を記録してみたいと思います。 *******************************************…

昔つくった絵本①「たむたむ」

大学2年生のころに小さい絵本を2冊作りました。 もう絶版で、出版社もなくなっているのですが…… 過去の苦しい体験などを「ウネリウネラ」にて書いたところ、想像以上の反響がありました。ずっと連絡の途絶えていた学生時代の友人も、思わぬところからその…

アーノルド・ローベル『ぼくのおじさん』

こんにちは。今日は児童書のお話です。 『がまくんとかえるくん』シリーズが有名なアーノルド・ローベルですが、ほかにも『ふくろうくん』や『きりぎりすくん』など、素敵な作品をたくさん残しています。 うちでは(うちだけではないか)子どもたちも、大人…

ウネリが朝日新聞をやめた

タイトル通りの投稿です。 6月30日付でパートナーのウネリこと牧内昇平が朝日新聞社を退社しました。 退社理由等にも触れた本人のご挨拶を「ウネリウネラ」に掲載しています。 uneriunera.com 会社と交渉している期間は、私たち家族にとって苦しい時期で…

コロナに負けそう④2~3カ月ぶりに持病の医療機関にかかったこと

先日「ウネリウネラ」のほうで、経験したことのないようなブログの反響を受け、うれしくも、恐れを感じているウネラです。 ご興味ありましたら、下の方にリンクを貼っておきますので、ご一読ください。性被害の描写がありますので、精神的な影響の可能性があ…

父の日の絵~いやな予感と意外な結末~

昨日、保育園から帰ってきた次男が 「今日、今度父の日があるから、絵を描くってことになってさ」 ここでいやな予感がしました。 私は「母の日」やら「父の日」やらに合わせて学校や園などで、父母の絵を描くという習わしが好きではないからです。 まず私の…

コロナに負けそう③おそるおそる図書館へ

きょう福島は雨でした。 さいたまにいたころ、休みの日は晴れているなら外遊び、雨なら図書館、という生活を送っていたことは、以前に書いた通りです。 ただ、越してきてから(越す前からもですが)、コロナの影響で図書館は閉館が続いていました。 子どもた…

8歳と3歳、言葉の変化への対照的な反応

タイトルそのままの話なのですが。 首都圏から3月に福島市に越してきて、こちらの生活にも親子ともどもだいぶ慣れてきました。 けっこう前から薄々気づいていたのですが、3歳の三男は、すでに福島弁が板についてきています。 ある日の朝、夫が「三男、福島…

「ウネリウネラ」としての執筆 週刊女性PRIMEに記事掲載いただきました

先日こちらでも「誹謗中傷」と「批判」というタイトルで書いた「ウネリウネラ」の記事をご紹介しました。 対談形式でだいぶ長いものだったのですが、それを編集、加筆した記事を「ウネリウネラ」として、週刊女性PRIMEに掲載していただきました。 掲載記事は…

田んぼの田の字からブルーインパルスまで

久しぶりに書きます。 先日、小3長男と近所を散歩していたときのことです。 長男「最近思うんだけどさあ……」 大人びてきた長男が、深刻そうな顔をして話しかけてきました。 何か相談事かと思い、私も一瞬心の準備をしました。 長男「思うんだけど……田んぼっ…

「誹謗中傷」と「批判」

牧内昇平氏とのブログ「ウネリウネラ」更新しています。 今回は「私は【誹謗中傷】をしてはいないか」 というタイトルで、 【誹謗中傷】は絶対に許さないが、【批判】というものは絶対に必要である というようなことを話し合いました。 uneriunera.com 対話…

マスクで体育

同じようなことをお考えの方はたくさんいらっしゃると思うのですが、マスクで体育をしたという子どもの話を聞いて疑問に思い、以下の記事を書きました。uneriunera.com文科省の通達も出て、今後は良い方向に変わってほしいと思うのですが…暑くなってくる中、…

PCR検査がどれだけ「稼働」しているのか?

「ウネリウネラ」の記事です。 uneriunera.com タイトルの通り、PCR検査が、検査のキャパシティに対しどれだけ稼働(実際に検査)しているのか、「稼働率」として算出してみました。 記事内のデータは福島のものですが、お住まいの地域についても、公表デー…

森の奥の樟の木

最近また、長田弘全詩集をぱらぱら開いています。 長田弘さんは福島出身。 「森の奥の樟の木」という詩は、『詩の樹の下で』という詩集に収録されているのですが、この詩集について長田氏は この小さな本のモチーフとなったのは、樹や林、森や山のかさなる風…

「ウネリウネラ」更新情報

「ウネリウネラ」更新しています。 福島のコロナウイルス関連情報です。 uneriunera.com 読んで何か感じていただけたら、また、福島にお知り合いがいる方は、シェアしていただけたらうれしいです。 ***************************…

コロナに負けそう②「いしゃ」と「いしや」

休校中の小学3年になった長男。学校から出された学習プリント群に対して、 なんというか、「心底面倒だ」「やりたくないんだ」という態度を、惜しみなく出してきます。私も親、いわゆる保護者ではありますが、それ以前に一人間として今の状況に滅入っている…

【連載か?】コロナに負けそう

偏屈だと言われるのを承知で 言いますけれども。 あちこちで「コロナに負けるな」といったメッセージのような、標語のようなものが散見されるようになりました。 国を挙げた(←こういう表現にも違和感があるのですが)イベントや(←今だと五輪です、はい)危…

もしもの車

8歳と、5歳と、3歳の人たちが、朝から晩まで家の中で顔を合わせていると、なかなか大変そうです。 30分に1回、いや、15分に1回、いやいや小さいのも合わせると、5分に1回くらい、諍いが起きています。 よくそんなに争うことがあるな、という感じ…

春を見過ごしていた

久しぶりの投稿です。 3月からなんとか福島で暮らしています。 「なんとか」と言っているのは、今回、本当に苦しい引越しだったからです。 コロナウイルスの問題が深刻化するにつれ心身の状態が悪化し、引越し10回目にしてはじめて、「荷造りの危機」(荷…

場面を読み込むのに時間がかかるという話

コロナウイルスの問題に関連して、語りたいことはたくさんあるのですが、それをすべて記すにはなかなか気持ちが追いつかない、そんな状況です。 学校への休校要請が出る少し前、2月下旬から、うちでは学校や保育園をお休みし始めていました。 「こういう状…

荷造りにて、やってはならないこと

福島への引っ越しがあと1週間に迫ってきました。 やっと荷造り始めました。うちはものが少ないのですが、唯一の鬼門が書斎。夫にまかせきりにしていたところ、「なかなか、この本また読み直したいなとか、ウネラさんの本にも興味あるし、進みませんなあ」と…

春の夜に

前回の記事で少し触れましたが、私が長年抱えている問題に、性暴力被害のことがあります。 現在でも「乗り越えた」というには程遠いのですが、自分の身に起こったことを少しずつ書き出す試みをしています。 書けそうなところから、少しずつ書き継いでいく形…

「頭の体操を」という話〜気をつけるのは誰?〜

ウネリウネラのほうで書いたお話です。かなりライトに書いているので、よければ読んでください。uneriunera.com こちらでも少しずつ書いていきたいのですが、私が抱えている問題のひとつに「性暴力被害」があります。それが、新聞記者として取材中、取材相手…

3.11献花式

uneriunera.com 昨日の献花式を受けて書いた記事です。 なんとか今日中にはアップしたいと思いました。 何度でもくり返して言う。 追悼の言葉は、コピペで書くべき文章ではない。 長い記事でしつこいのですが、「保存」するつもりで書いています。 読んでい…

東日本大震災から9年

昨日「3.11政府追悼式 首相の式辞はこれでいいのか?」 (下)をアップしました。 (上)同様に長いのですが、あまり省かずに残したいという気持ちで書きました。 被災された人びとの喪失感を想像し続けることだけは、忘れたくないと思います。 uneriune…